セブ島の人気ホテル「ブルーウォーター マリバゴ・ビーチリゾート&スパ」。
セブのリゾートホテルの中では2023年末時点でかなりの老舗になりますが、それでも依然として人気の高さはトップレベル。
筆者は初めてのセブ島旅行以来、20年以上ずっとお世話になっていて、セブのホテルの中での宿泊回数は上位に入るホテルの一つです。
最後に「マリバゴブルーウォーター・ビーチリゾート&スパ」を訪れたのはコロナ前の2019年、ホテル内にある日系のダイビングショップ「エメラルドグリーン」でダイビングをした時でした。
その後、新型コロナウィルスの影響でセブ島には行けなかったのですが、2023年7月に新型コロナによるフィリピンの非常事態宣言が解除。
解除されて直ぐにセブ島に遊びに行きましたが、久しぶりに「ブルーウォーター マリバゴ・ビーチリゾート&スパ」を訪問してみたところコロナ前とは少し変わっていた点がありましたので、変化した部分と最新のホテルの状況についてお伝えしたいと思います。
「ブルーウォーター マリバゴ」コロナ前と変わった点
コロナ前と大きく異なっていたのは、マリバゴブルーウォーターの名物「シャークポンド」が無くなっていたという点。
↓こちらは以前シャークポンドがあった時の写真です
「シャークポンド」はサメや熱帯魚が泳いでいた大きな池で、毎日特定の時間にサメに餌をあげるイベント「シャークフィーディング」が行われており、ブルーウォーターの名物イベントとなっていました。
なぜ無くなったのかをホテルの方に聞いたところ、2021年の台風で池が壊れてしまったとのこと。
マリバゴを初めて訪問した時、ホテル内にある大きな池にサメが泳いでいるのを見てとても驚いた時のことが忘れられません。
あの大きな池が南国リゾートらしい特別な雰囲気を醸し出していて、マリバゴの中でも特に好きなポイントだったでかなり残念です。
またお部屋のカテゴリーの一つ「アムマスパスイート」の雰囲気が少し落ち着いた感じになっています。バスルームのバスタブがスタンディングタイプになっています。
(アムマスパのバスタブはコロナ以前からスタンディングタイプになっていたようです。筆者が最後にアムマスパを訪問したときは通常のバスタブでした。)
そして、マリバゴでは初となる高層のビルディングタイプの新館が建設中でした。
場所としてはダイビングショップの奥で、昔「アネモネ」というホテルがあった場所のあたりです。
「シャークポンド」についてですが、この記事の初稿の後、2023年末に昔からよくさせて頂いているマリバゴの副社長の方が来日されたので、筆者の大好きな「シャークポンド」を修繕してくれないかとお願いしてみました。
お話を聞いてみると「シャークポンド」が無くなった理由は台風ではなく、
「政府がサメの飼育を許可しなくなった為」
とおっしゃっていました。
そのため「サメ」達は海へ帰し、残った熱帯魚が住める小さな池を残して残りは埋め立てたとのこと。
(現場のスタッフの方とお話が違っていましたが、おそらくこちらの理由が真実かと思われます。)
そのような理由なので「シャークポンド」の復活はなさそうです。。残念。
また、その際にニュービルディングについても質問してみたところ、既にオープンしており「ジュニアスイート(1室)」と「エグゼクティブデラックス(12室)」が新たに加わったとおっしゃっていました。
ブルーウォーターの新しいカテゴリーのお部屋、とても楽しみなのでまた近々訪問させていただきたいと思っています。
「ブルーウォーター マリバゴ」のお部屋紹介
デラックスルーム(2023年)
部屋の広さ | 27.5平方メートル |
定員 | 大人3名(1名エキストラベッド)※子供を含む場合は4名まで |
エリア | ガーデンウイング |
ベッド | ダブルベッド×2台 |
マリバゴブルーウォーターの一番基本になるお部屋が56室ある「デラックスルーム」です。
コテージ風の建物と長屋風の建物があります。以前はデラックスビーチウイング、デラックスガーデンウイングという2つのタイプがありましが、現在はガーデンウイングのみとなっています。
確か、ビーチウイングにあった「デラックスルーム」は2つのお部屋を合体させて一つのプレミアデラックスに改修したような気がします。
全室ベッドは2台、バスタブ付きと日本人が好むタイプのお部屋の造りです。
アムマスパスイート(2023年)
部屋の広さ | 42.5平方メートル |
定員 | 大人3名(1名エキストラベッド)※子供を含む場合は4名まで |
エリア | アムマスパ |
ベッド | ダブルベッド×2台 または キングベッド×1台 |
アムマスパスイートはリゾートに入ってすぐ右手にあるスパ施設、アムマスパの前にあるプールをぐるっと囲むように造られたお部屋。
デラックスルームよりも広く、ベッドは2台あるお部屋と1台のお部屋の2種類。バスタブは全室ついています。
バスタブの裏には自然光を取り入れた明るいシャワールームがあり、レインシャワーとハンドシャワーの2種類が使えます。
モダンなデザインのラバトリー。おしゃれです。
お部屋はベッドルームもバスルームも全体的に明るく、清潔感があります。
プレミアデラックス(2023年)
部屋の広さ | 42.4平方メートル |
定員 | 大人3名(1名エキストラベッド)※子供を含む場合は4名まで |
エリア | ビーチウイング |
ベッド | ダブルベッド×2台 |
今までご紹介のお部屋の中では一番上のグレードになる「プレミアデラックス」。
ビーチに近い場所に位置しているコテージタイプのお部屋で、全室ダブルベッド、バスタブ付きです。
バス、トイレ、シャワールームはセパレート。
バスタブはアムマスパと同じスタンディングタイプです。
また床から浮いた造りのベッドも特徴的。
機能的でビーチに近い便利なお部屋です。
「マリバゴブルーウォータービーチリゾート」では「ロイヤルバンガロー」という今回はご紹介していない、ファミリータイプのバンガローがあるのですが、そのお部屋以外は全て宿泊しました。
個人的にはビーチに近い「プレミアデラックス」が一番好きなのですが、家族であれば直ぐ目の前がプールの「デラックス」、女性であればバスルームが広く、静かで落ち着いた雰囲気のエリアの中にあり、スパが近い「アムマスパ」が良いかもしれません。
「ブルーウォーター マリバゴ」の施設紹介
ホテル内イメージのスライドショー
|
アムマスパ
フィリピンの伝統的なマッサージ「ヒロット」が受けられる「アムマスパ」。スパ内にはサロンとフィットネスジムも備えています。
代表的なマッサージとして下記のようなメニューがあります。
- シグネチャーヒロット 90分 3900ペソ
- ドライヒロット 60分 2350ペソ
- フットマッサージ 30分 1000ペソ
ビーチ
マクタン島のリゾートホテルの中でもかなり広いビーチをです。
ビーチの少し沖浮かんで見えるのがマリバゴ名物「アレグラド島」。泳いだり、シーカヤックを使って上陸できます。
マリバゴのビーチはかなり広いのですが、マクタン島中央の辺りはかなりの遠浅となっていて、満ち潮の時はとても綺麗なのですが、引き潮になると海底が露出して少々見た目が悪くなります。
初めて宿泊するホテルで、チェックインの時にちょうど引き潮の時間に当たってしまうと第一印象が少々悪くなる場合も。
ビーチはコロナ前とは特に変わっていません。
プール
プールはアムマスパの前とガーデンウイング、アレグロレストラン脇の合計3ヶ所。
どのプールも広々として、リゾートホテルらしい雰囲気が出ています。
デラックスガーデンウイング前のプールにはウォータースライダーや遊具もあるのでファミリーでも楽しめます。
レストラン
マリバゴブルーウォーターにはレストランが3件、バーが2件あります。
ALLEGRO
レストラン名 | ジャンル | 営業時間 |
ALLEGRO | フィリピン・アジア | 24HOURS OPEN |
朝食会場になっている「ALLEGRO」はフィリピン、アジア料理のレストランで24時間オープン。
レストラン内にはバーも併設。
夜はテーマディナーでフィリピンの伝統的な踊りなどを見ながら食事を楽しむことができます。
THE COVE
レストラン名 | ジャンル | 営業時間 |
THE COVE | シーフードレストラン | LUNCH 11:00~15:00, DINNER 18:00~22:00 |
ビーチの左手にある水上レストラン「THE COVE」ではシーフード料理が食べられます。
メインで750ペソ(訪問時レートで約1,900円)、サラダが350ペソ〜(訪問時レートで約875円)。
広々としたレストラン内、外側の席では海を見下ろしながら食事を楽しむことができます。
壁がないので解放感があります。
ロブスター。1匹1万円以上するらしいです。
OYSTER BAR
レストラン名 | ジャンル | 営業時間 |
OYSTER BAR | バー | 10:00~20:00 |
シーフードレストラン「ザ・コーブ」に行く途中にあるバー。お店の名前の通り、オイスターを食べることもできます。
DELFINOS
レストラン名 | ジャンル | 営業時間 |
DELFINOS | イタリアン | 11:00~22:00 |
イタリアンレストラン。店内で焼いたピザ、パスタ、サラダ、デザート等が食べられます。
AMUMASPA CAFE
レストラン名 | ジャンル | 営業時間 |
AMUMASPA CAFE&JUICE BAR | カフェ&ジュース | 09:00~18:00 |
アムマスパの直ぐそばにあるジュースバー。
フレッシュフルーツのジュースを購入して、プールサイドで飲みながらのんびり過ごすこともできます。
アムマスパに宿泊しているのであれば、お部屋のテラスでジュースを飲みながらくつろぐこともできます。
ギフトショップ
リゾート内にはギフトショップがあり簡単な日用品、お土産の民芸品、衣類などが購入できます。
「ブルーウォーター マリバゴ」の立地・周辺施設
「ブルーウォーター マリバゴ」はマクタン島のちょうど中心部分の「マリバゴ」エリアのビーチ沿いにあるホテルです。
空港からは渋滞がなければ車で約20分程度。
リゾートホテルとしてはかなり立地がよく、オンザビーチなのですが、大通りにも面していてリゾートの外で食事や買い物を楽しむことができます。
ホテルを出て少し左手の方向に歩くと「セイブモア」というスーパーマーケット。
さらに進むと、「マリバゴコーストセンター」という簡単なショッピングモールがあり、マクドナルドやカフェ、レストラン、ギフトショップ、バー、マッサージ店などがお店を連ねています。
基本的に徒歩圏内でなんでも揃うので非常に便利な立地のホテルです。
おしまいに
初めて「マリバゴ ブルーウォーター」を訪問した20年以上前は、茅葺のコテージタイプのお部屋「デラックスルーム」とビーチ沿いの「ロイヤルバンガロー」しかなかった記憶があります。
その後、「アムマスパスイート」がオープンし、「プレミアムデラックス」が出来てと、常に時代にあった変化を続けています。
また新たに新館ができるので、新館オープンの際には再度訪問してみたいと思います。
昔はホテル前には何もなく、しかも夜は暗くてちょっと出歩けるような感じではない怖い雰囲気でした。
買い物はタクシーを使ってセブシティのショッピングモールまで行きお土産やら缶ビール、おつまみを買ったものでしたが、今はホテルから歩いてなんでも揃うので非常に便利になりました。
シャークポンドが無くなったのは非常に残念なのですが、個人的にセブで好きなホテルトップクラスのオススメホテルです。