昨年好評だった、セブ島旅行を検討されている方への直行便が利用できる航空会社の記事を今年2025年版として新規で書き起こしをしました。
「2023年7月」新型コロナウィルスが収束に向かったことで遂にフィリピンの非常事態宣言が終了。 これでコロナ期間中の約3年、我慢していたセブ島旅行を再び楽しむことが出来るようになりました。 しかしコロナ期間中[…]
昨年からの大きな違いは3点。
- セブパシフィック航空の増便
- ユナイテッド航空の新規就航
- エアアジアの撤退
エアアジアの撤退はかなり残念ですが、セブパシフィック航空の増便は嬉しいニュースです。
東京発、セブ島への直行便の飛行機選びのポイントをまとめていますので是非ご活用ください!
東京からセブまでの直行便は現在この3社!
2025年のスケジュールで成田空港からセブ島に直行便を運行しているのは3つの航空会社です。
それぞれ特徴をお伝えしていきます。
フィリピン航空

コロナ前は成田からセブまで1日2便の直行便を運行していたフィリピン航空。
現在は1日1便に減便しています。
フライト詳細は下記の通り
便名 | 出発 | 到着 | 機材 |
PR433 | 成田 15:05 | セブ 19:20 | A321 |
PR434 | セブ 08:10 | 成田 13:35 | A321 |
成田午後発、セブ午前発です。
現在運休中のPR435-436便は成田午前発、セブ午後発と日本人の旅行客にとってはスケジュールが良く、筆者も何度も利用させてもらったフライトなので運行再開に期待しています。
フィリピン航空の特徴としては機材はエアバスのA321を利用、通路は1本、両脇に座席が3列のナローボディ。
以前は成田-セブ線の直行便では唯一だったビジネスクラスですが、現在は新たに運行を始めたユナイテッド航空もビジネスクラスを備えています。
フィリピン航空はレガシーキャリアなので、チケットには受託荷物が23Kg×2個と食事が含まれています。
(食事の時に無料でビールが飲めるのはちょっとうれしいです。)
また購入条件も比較的緩く、券種にもよりますが、購入から発券まで日程的に猶予があったり、キャンセルしても一部払い戻しがあったりします。
(LCCの場合は基本的に購入後はキャンセルの払い戻しがありません)
また、昔よりも少し換算が悪くなったようですが、古くからのフィリピンファンには人気が高いマブハイマイル、また日本人に大人気のANAのマイルがたまります。
(積算率は予約クラスによって異なります。また条件は変わることがあります)
日本人の旅行客にはあまり関係ないかもしれませんが、受託荷物が多い場合にはLCCで有料の受託荷物を購入するよりはフィリピン航空を利用した方がトータルでは安くなる場合もあるかと思います。
特徴・メリット
- フルサービスキャリアで受託荷物、食事(ビール)つき
- 券種にもよるが購入条件が緩い
- マブハイマイル/ANAマイルがたまる
- ビジネスクラスがある
- エコノミーでも23Kg×2個と無料の受託荷物の量が意外と多い
セブパシフィック航空

2015年から成田-セブ間の直行便が就航した「セブパシフィック航空」。
2024年12月から成田発の直行便5J5065便が週5本(火・木・土・日)で運行開始、既存の毎日運航している5J5063便と合わせて週12便の運航となりました。
機材はエアバスのA-321、320で、フィリピン航空同様に通路が1本、座席は左右に3列ずつとなります。
フライト詳細は下記の通り。
便名 | 出発 | 到着 | 機材 |
5J5063(毎日) | 成田 08:55 | セブ 13:25 | A321 |
5J5065(火・木・土・日) | 成田 11:25 | セブ 15:30 | A320 |
5J5062(毎日) | セブ 02:25 | 成田 08:10 | A321 |
5J5064(火・木・土・日) | セブ 05:10 | 成田 10:40 | A320 |
往路の出発はかなり早く、成田に7時には到着の必要がありますが、その分セブ到着は午後で到着日は夕方から時間を使うことができます。
新しい5J5065便はお昼ごろに成田を出発するので成田空港到着の時間に少し余裕がある為、空港から少し遠い場所にお住いの方でも利用しやすくなりました。
帰国はセブ深夜発、機中泊となるのでセブ島滞在の最終日も午後まで時間が使えます。
運賃としての特徴は、セブパシフィック航空は定期的にセールを行なっており、
成田-セブの区間で片道数百円からチケットを購入することができます。
(燃油サーチャージやら出国税やらで結局は1万円を超えるのですが。。)
それでもかなりの安さなので、タイミングと希望の日程が合えば利用する価値大いにありです。
LCCなので、荷物や食事、座席指定は有料。
そして基本的に購入後のキャンセルは現金での返金がありません。
(券種によってはセブパシフィック航空で次回使えるバウチャーをくれる場合があります)
あと、日本人にはあまり関係ないかもしれませんが飛行中に機内で簡単なゲーム大会が開催され、勝つと景品をもらえたりします。
例えば、客室乗務員が
「スマホの充電ケーブル持っている人は上に上げて見せてください!」とか
「2005年公開の映画Mr.&Mrs.スミスの主演の2人はだれでしょう?」
といった感じでクイズやお題を出して、最初にできた人が勝ち。みたいなゲームです。
うるさい機内で何を言っているのかを聞き取らないといけないので、英語のリスニングのスキルが必要です。
フィリピン人のお子様はお題が出された瞬間に秒でアクションしてくるので日本人が勝つのは至難の業。
このゲームは国際線だけではなく、フィリピンの国内線に乗ったときにも開催されています。
景品はセブパシフィックオリジナルのポーチなどのグッズです。
特徴・メリット
- セールで購入できればかなり安い
- キャンセルや変更の条件が厳しい
- 曜日によっては1日2便と日本発のセブ行き直行便では最多の運行数
- 出発が早いのでセブ島到着日から時間が使える
- 帰国日は午後まで時間が使える
ユナイテッド航空

最後は2024年10月27日に新規就航した「ユナイテッド航空」。
アメリカの航空会社なので、使う機材は唯一のボーイング社製です。
B737はエアバスの320、321と同様通路が一本のナローボディーの飛行機で座席数は166席、うちビジネスが16席、エコノミーが150席です。
ユナイテッド航空はフルサービスのキャリアで、スターアライアンスに加盟しているため提携航空会社のマイルの加算が可能。
日本人にお馴染みの全日空のマイレージをためることが出来ます。
フライトスケジュールは往路、日本は午後発、セブ夜着、復路はセブ午前発、成田午後着とフィリピン航空と同じようなスケジュールです。
便名 | 出発 | 到着 | 機材 |
UA32 | 成田 17:45 | セブ 22:05 | B737-800 |
UA33 | セブ 09:15 | 成田 15:10 | B737-800 |
成田の出発、到着も午後なので成田までの移動に距離がある方は便利かもしれませんが、東京近郊であれば少し中途な印象のスケジュール。
これは元々アメリカからユナイテッド航空を利用して東京で乗り継いでフィリピンを行き来する人向けのスケジュールなのでそもそも日本人ターゲットとは少しニーズがずれているかもしれません。
預け荷物は券種によって異なり、一番安い「ベーシックエコノミー」では23kgを1個まで、「エコノミー」では23kgを2個までとなります。
エコノミーでも荷物の預けられる数が違う場合があるので注意が必要です。
特徴・メリット
- フルサービスキャリアなので荷物や食事はインクルード(エコノミーでも無料預け荷物は1個と2個の場合あり)。
- スターアライアンスのマイレージの積算が加能。
- ビジネスクラスがある
2025年のセブ島旅行の個人的オススメ フライト

ここからは超個人的な好みのフライトです。
往復セブパシフィック航空の直行便が時間帯的にも便利なのですが、復路が深夜発ということで夜遅くまで空港で待機をする必要があったり、飛行機の中ではよく眠れないという人は翌日に疲れを引きずってしまうかもしれません。
そんな場合は敢えて復路をマニラの経由便を使うことで午前中にセブを出てマニラを経由して夕方~夜に成田着と機内泊がなく、深夜まで空港で待機する必要もないスケジュールとなります。
セブパシフィック航空の復路経由便利用の場合の例は下記の様になります。
5J 562便 セブ08:40 マニラ10:15
5J 5056便 マニラ12:30 成田18:10
そして、ここからさらにマニアックになりますが、筆者がオススメする復路のフライトは、
パングラオ空港(新タグビララン空港)を使ってマニラを経由するというものです。
パングラオ空港は2018年にボホールのパングラオ島に新しく出来た空港。
ボホールのリゾートホテルが立ち並ぶ「アロナビーチ」からも近く、空港もコンパクトなので移動も便利です。
帰国の前日の朝にセブからボホールにフェリーで渡り、そのままチョコレートヒルやロボック川クルーズ、ターシャ見学を楽しんでアロナビーチ周辺のホテルに移動。
夕方はホテルのプールやアロナビーチで遊んで夜はアロナ周辺のレストランでディナー。
またはボホールに何度も行かれたことがあるのであれば、ボホール観光はせずにそのままアロナ周辺のビーチやカフェでのんびりというのも良いかもしれません。
ボホール島は長いパブリックビーチ沿いにカフェやレストラン、お土産屋さんなどが立ち並ぶいわゆる日本人が想像する「ビーチリゾート」に近いエリアでマクタン島とはまた違った雰囲気を楽しむことが出来ます。

セブパシフィック航空で復路パングラオ空港発、マニラ経由便利用の場合の例は下記の様になります。
5J 620便 ボホール08:10 マニラ09:45
5J 5056便 マニラ12:30 成田18:10
パッケージツアーの場合は少しアレンジが難しいかもしれませんが、個人手配の場合は是非お試しください!
おしまいに

今回は成田からセブまでの直行便を運行している航空会社3社をご紹介させていただきました。
現在運行している3社とも、機材はナローボディのエアバスと違いはあまりありません。
成田出発時間は午前にセブパシフィック、午後にフィリピン航空、ユナイテッド航空と幅広く選択が可能です。
3社とも、それぞれの航空会社ごとにフライトスケジュールや購入条件、サービスが異なりますのでそれぞれの特徴を活かしてフライトを選んでもらえればと思います。
今回の記事がセブ島旅行で航空会社選びに悩んでいる方の助けになれば嬉しいです。